債務整理 引き直し計算

引き直し計算とは

 

「引き直し計算」という言葉をよく聞きますが、一体どんなものなんですか?


 

 

引き直し計算とは、正確な債務額を算出するために行うものです。債務整理や過払い金が発生ているかどうか調べる時に行います。


 

債務整理をする時は「引き直し計算」というものを行います。引き直し計算とは、利息制限法に基づいた利率をもとに改めて利息額を算出するものです。

 

以前はほとんどの消費者金融やクレジットカードのキャッシングで利息制限法を超えた利率で貸し付けを行っていました。そのため、払い過ぎていた利息がいくらなのかを法定金利に従って計算し直す必要があるのです。この利率と法定金利との差額が過払い金です。

 

債務整理を弁護士に依頼すると取引履歴をもとに引き直し計算を行い、正確な債務額を算出します。正確な債務額が分かったら、収入状況などを考慮して債務整理の方針を決定します。

 

引き直し計算の方法

引き直し計算を行うには、まず消費者金融などの債権者から取引履歴を取り寄せる必要があります。自分で取引履歴を取り寄せて計算することもできますが、一般人が業者に取引履歴の開示を求めても取り合ってくれない場合があるので、弁護士に依頼して行ってもらった方が手続きがスムーズに進みます。

 

取引履歴を受け取ったら、それをもとに引き直し計算を行います。業者の利率に基づいて計算されている取引履歴に対して、利息制限法に基づいて利息額の計算をし直します。

 

例えば29%という金利で100万円借りたとすると、債権者側の計算では1年後には利息して29万円が付き、借金総額は129万円になります。ところが、利息制限法では100万円なら15%までしか利息を付けることはできません。本来であれば1年後には15万円の利息が付くので、115万円の返済義務しかありません。

 

この場合、借主が言われるがままに129万円支払うと、差額分の14万円を払い過ぎてしまうことになります。この14万円が手元に戻ってくるべき過払い金となります。過払い金は借金の元本から差し引かれ、債務額が減額します。場合によっては借金がゼロになり、さらにお金が戻ってくることもあります。

 

このようにひとつひとつの計算は単純なのですが、通常では返済を何度か分割していたり、返済途中でまた借り入れたりと取引が何回も連続しているので、実際には計算がかなり複雑になります。素人が計算しようとすると計算間違いをしてしまう可能性もあるので、弁護士など専門家に依頼した方が良いでしょう。

 


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